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『エピソード2:ベリーダンスな二択』第9話

バツイチ37(batsu-ichi thirty-seven)
エピソード2:ベリーダンスな二択』
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。



この状況は一体なんなんだ。やべ、現実が直視できなくてまばたきが止まらねー。
俺は今夜、この新橋の豪華客船タイタニックでアヤちゃんと出逢う運命のはずだった。
one to oneのダンスをベリーするはずだった。
それがなぜか今、こまわり君に似たお局様と見つめあっている。
なぜだ、なぜなんだ!
誰か、誰かこの状況から俺をタスケテ・・・−−−・・・


・・・−−−・・・

まばたきのモールス信号。それはSOS。
俺は無意識下で誰にあてることもなくこの救援信号を発していた。
誰か気付いてくれ。

・・・−−−・・・(SOS)
・・・−−−・・・(SOS)

そんな俺を見つめて、こまわり君がきっちり等間隔で5回まばたきを繰り返す。
その表情はまるで猪木が弱った相手の周りをグルグル回りながらステップ踏むくらいの余裕を見せている。
なぜだ、なぜお前は笑うんだ!?
そして、なぜお前までまばたきをするんだ!?
俺はあまりの謎に思わず吸い込まれていた。
こまわり君のまばたきは尚も続く。

「・ ・ ・ ・ ・」

ハッ!

「・ ・ ・ ・ ・」

まさかソレは!?

「・ ・ ・ ・ ・」

ア・イ・シ・テ・ルのサインかーーーーーーーーーーーーーー!


ちゃんとキミに伝わってるかな?
僕はSOS信号を送っていた訳で、キミにアイシテルのサインを送っていたわけでは決してない訳で‥
キミと一緒に未来予想図を描くつもりはサラサラない訳で‥

恐怖と絶望のあまり完全にスパークした俺はクラクラしながら小川Pに視線を向けた。
すると小川Pは俺を見たまま笑っていた。悪者の目で笑っていた。
その横では美紀がいつの間にか上着を脱いでノースリーブから眩しい腕を晒している。
え?
どういうことですか?小川さん
俺は小川さんのアドバイスに従ってゴールドセイントになったというのに、なんで俺はこまわり君担当なんですか?
その時、俺の脳裏にさっきのトイレのシーンがフラッシュバックした。
俺が駄目押しの一吹きをした時、小川Pは今と同じ悪者の目を一瞬浮かべていた。
そう。一瞬だったが、確かに今の目を。
ハッ!
まさか、小川さん!まさか!!!

「シャー!はかったな、シャー!」
「ククク‥坊やだからさ」

二人の間で火花散る無言の会話。
その会話を打ち消すようにショーの第二幕を知らせる音楽が再び店内に流れ始めた。





つづく
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| 『episode2:ベリーダンスな二択』 | 18:04 | comments(0) | - | pookmark |

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